カゴメまろのケロケロ雑記

東方とポケモンと科学の雑談が多いブログ

11月号の鈴奈庵の感想

お久しぶりです。コンプエース自体は発売当日に読んでたんですが、記事にするのは面倒くさくて今日まで放置してました。(見てる人は居ないけど)ごめんなさい。
※こちらは東方鈴奈庵 第32話「真実の支配者 前編」の感想です。

あらすじ

妖魔本らしき手紙を見つけた魔理沙は、達筆すぎて読めないという理由で鈴奈庵へやってきたのだが、小鈴によると「鞍馬山の行事のために借りたタライを返却する、このタライは使ったことで力が宿ったので大切にすれば家内繁盛間違いなしだ」と言う風なことが書かれていたらしく、魔理沙は箱に『天狗之書』と書かれたいた事などから天狗の書いた妖魔本ではないかと考えるが、小鈴は妖気が感じられないし天狗が律儀に恩返しまでするものかと偽物かと疑う。
そこで魔理沙は真偽を確かめるために力(妖気)が宿ったとされるタライを探して回っていたのだが、そこでたまたま出会ったのは社会派ルポライターで鴉天狗のジャーナリストである射命丸文。彼女は新聞のネタを探して里を歩いていた。妖怪が里においそれと侵入していいのか、妖怪達で決めたルールに反するのではないかと疑問を呈する魔理沙だったが文曰く、それは表面上の話でその実は誰が里の支配者になるかで妖怪同士の権力争いが起こっていたのだという。

考察とか感想もどき

そもそも鞍馬山について知識がなかったのでwikipediaから抜粋しました。

山名 鞍馬山(くらまやま)
所在地 京都府
標高 584m
1、霊山として知られ、密教による山岳修験の場として栄えた。
2、延暦15年(796年)、あるいは宝亀元年(770年)には、鞍馬山の南中腹に毘沙門天を本尊とした鞍馬寺が創建された。
3、牛若丸(後の源義経)の修行の地であり、「鞍馬天狗」で知られている。
3-1、(鞍馬天狗は)牛若丸に剣術を教えたという伝説で知られている。

1は「天狗は修行僧の成れの果て」的な意味で天狗に関係しそう……?
2は東方で毘沙門天を本尊にしている寺といえば妙蓮寺絡み?
3は特に東方とは関係なかったけど、鞍馬山の天狗にまつわる話で出てきたもの*1
3で分かる通り今回の話は神主オリジナルの様で続きを予測するのは難しそうなので、諦めますww

次に気になったのがやはり、あややの言った里の支配者に関する話題。

人間の里は妖怪達に保護されているというのは表から見た幻想郷の社会
その裏では誰が人間の里の支配者になるかを競っている現状よ
河童も狸も狐も兎もみんな里を支配しようとあの手 この手で近づいている
誰が支配者になろうとも人間の生活は大して変わらないわ
これは ただの妖怪同士の権力争いだからね
但し……ひとつだけ避けたい未来があるの
人間の里から支配者が現れることよ
そのときが来たら人間は容赦なく幻想郷のルールを破り始めるでしょう
そうなる前に自分達*2が この人間の里を手中に収めなければと考えているのよ

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だそうですが『河童も狸も狐も兎も』……って果たして本当にそうなんでしょうかね。
河童は人間に迷惑掛けないように姿隠して倉庫を使ってただけだし、狸もマミゾウさんが一人で里と鈴奈庵を監視してたようにしか見えないし、狐は人間に紛れて寺子屋でお勉強してるだけで、兎(というか永遠亭組)はうどんのセリフ*3から妖怪社会にも人間社会にも属してないからそもそも関係ない気がします。うどん自身は仕事で薬売ってただけだったし。俺には一部の天狗と妖怪の賢者たちがそう考えてるだけにしか思えません。
ただ、三月精一部の4話で霊夢が推測してた「強い妖怪同士の力が均衡して動きにくい時は、みんなが見て見ぬふりをすれば自分が異変を起こした時も誰にも邪魔されない約束になる」って何かの伏線っぽいセリフのような状態が実際にあるとしたら妖怪同士で権力ではないけど何か暗黙の了解的なものはありそうですよね。
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それと支配者の話。求聞口授では神子が人間側に為政者や指導者が必要~って話してたことがありましたが、実際は逆だったんですね。これも天狗の思い過ごしかもしれませんけどこっちはなんだか妙に説得力を感じます。幻想郷の人間が幻想郷のルールを破って行ったらどうなるのか、推測ですが結界が解けて妖怪の危機に直結しそうですよね。

以上で今日の記事を終わりにしようと思います。昨日ついに外來韋編を手に入れたので多分次はそっちの記事にしようと思います。ではノシ

*1:牛の首とは違ってタライに関する伝説は見つかりませんでした

*2:天狗を含む各々の妖怪達

*3:「妖怪社会にも人間社会にも属してない我々部外者にとっては孤立が致命的なの 社会に貢献することはあってもわざわざ敵対することはないわ(鈴奈庵第21話より)」